ペットシッター(キャットシッター、猫シッター)の話をします。聞いたことはあるけどそれってどうなの? って思っている方に向けて。
うちでは旅行へ行く際に何度か猫シッターさんのお世話になっていますが、とっても助かっております。
ペットシッター(キャットシッター)とは何か
ペットシッター、キャットシッターとは、専門のスタッフが家に来てくれて、動物(猫)のお世話をしてもらうというサービス。
日に1回程度来てもらい、おトイレの掃除やゴハンの補充をしてもらって、猫さんによってはおもちゃで遊んであげたり、というサービスとなっております。
ヒトの場合はベビーシッターがありますね。猫シッターさんはあんなふうに長時間いるわけじゃなく、基本的にはお世話の用事が済んだら帰る、という感じです。ずっと知らんヒトいると猫さん怒るしね。
例えば3泊4日の旅行をする予定だったら、1日目から3日目まで3回来てもらう、という感じの契約をします。
ペットシッター(猫シッター)のメリット: 猫さんの負担が少ない
なぜうちではペットシッターさん(うちでは猫シッターさんと呼んでいる)を頼むことにしたか。
ペットシッターなら、私たちが旅行の間も、猫さんはずっと家にいられるから。これが一番の理由です。
猫さんはいつものキャットタワーで寝て、いつものトイレでうんこして、いつものお椀で飯を食えます。でも預ける場合はこうはいかない。
友人に預けたり、動物病院やペットホテルで預かってもらう場合、猫さんにはいつもとは違う環境へ移動してもらい、数日を過ごしてもらわねばなりません。
動物病院やペットホテルの場合は、だいたいはケージの中です。同じ空間に違う猫さんや犬さんもいるでしょう。多少なりともストレスは感じるはず。
猫は環境が変わるのを嫌がります。高齢猫ならなおのことです。猫さんが家で普段通りに生活できる手段があるのだったらこれがいい! ってことで猫シッターさんを頼むことにしたのでした。
あと、なんでか知らんけど、バカンスの前後って急に仕事が忙しくなるよね? ならない? 旅行の前後で預けにいったり、迎えにいったりってなにげに大変。
家に入られるのに抵抗ある?
「知らない人が家に入るの?」ペットシッターを頼むときに一番気になるのがこのポイントと思う。実際うちでも「ペットシッター頼もうかな」と言ってみたら主人が難色を示したのがこの理由でした。
結論をいうと、契約書とシッターさんからの説明によりこの心配は解消しました。初回の依頼の時に契約書をもらうのですが、こんな内容が入っていましたよ。
- 家の中で、猫のお世話に関係のある部分以外は絶対に触れません
- もし家のものを破損してしまった場合は必ず弁償します(損害保険に入っている)
- それでももしなにか問題を感じたら、所属しているペットシッター協会に問い合わせてください
ペットシッターさん側も、こういうところで悪評を立てると商売上がったりなので、かなり気を遣っているみたい。
ペットシッターを利用するとこんな流れ
サービスによって細部は違うだろうけど、私がいつも利用しているところはこんな感じ。
打ち合わせ
最初に打ち合わせがあります。自宅にペットシッターさんが来てくれて、普段の猫さんの様子や家の中を確認してもらいます。聞かれる項目はだいたいこんな感じ。
- 猫さんが普段いる場所
- 食事やお水の頻度
- 食事を置いておく場所(複数必要?)
- トイレの場所、頻度、取り替え方
- おもちゃやおやつのこと
来てもらう回数の相談
「一回の契約で何回来るか」も相談します。私が利用してるシッターさんは1回でいくら、という料金設定になってます。
健康な大人の猫さんはおよそ36時間くらいは独りで留守番可能でしょうので、3泊4日の旅行だと2回来てもらえれば大丈夫、とか。あるいは歳とっていて心配だからきっちり1日1回来て欲しい、とか。どのくらいの頻度まで対応してくれるかはシッターさんによると思います。
シッターさんに鍵を預ける
合鍵がない場合はあらかじめ作っておく必要があります。ちゃんと開くかどうかの確認も忘れずに。
旅行中
約束の時間帯にシッターさんが実際に来て作業をしてくれます。おトイレの掃除、フードと水の補充。若い子ならおもちゃで遊んであげたりなどするそうですがうちのMさんはあまりそういうの興味ないので。
Mさんが予備用の水の容器を落として破壊しており、お片づけしていただいたこともありました。スンマセンアリガトウゴザイマス
猫さんの様子は写真やビデオを撮ってメールやLINEで送ってくれます。その写真を旅先で見て「いつもと変わらんやんww」とツッコミを入れて安心します(笑)。
ちなみに、私たちが家を出るとき、帰ってきたときは必ずシッターさんに連絡を入れる約束になってます。
シッターさんから鍵を返してもらう
鍵は私たちが家に帰ってから、後日改めて持って来てもらうか、または郵便などで送り返してもらいます。
最後のシッティングの際に家に置いていってもらえればラクだと思うのですが、あえてそうはしないそうです。
これには理由があって、旅行中の私たちが帰れなくなった、例えば「悪天候からのフライトキャンセルで帰りが翌日に延期」などの場合、まだ鍵を預かっていればもう一度お世話をしに行くことができるから。ありがたや。
ペットシッターの料金: 安いと思います
私たちが利用しているペットシッターの依頼料金は、1回あたり2,500〜3,000円前後(プラス消費税)。夏休みの時期など繁忙期にちょっと値段が変動します。
2泊3日の旅行で2回来てもらったら6,000円くらい、という感じです。あと他にかかる料金といえば、鍵を返送するときの送料(200円くらい)など。
安いと思います。最初に見積もらったときは「えっこんなんでいいのか」とちょっと驚きましたもん。
「友達にお世話頼んだらタダで済むじゃん」に関して思うこと
「わざわざ有料でシッターさん呼ぶの? 近くに友達住んでるならタダで来てもらっちゃえば?」まあわかるけど、なんやかんやで気を遣うし、リスクもあるよね、と思う。
タダで頼んだとはいえ、お土産用意したりとか、前後にお願いやお礼をしに行くべきなのは、親しき仲にも礼儀ありってやつだね。コスト全くゼロではない。
それと、家に入ってもらった際、例えば全くのうっかりでウチの家財をなにか壊してしまった、というような場合。
友達が相手だったら「いいよいいよー気にしないでー」って言うしかないと思うんよね。だって頼んだのはこっちなのだし。これがペットシッターさんだったら弁償される(契約書に書いてある)。
まあいろいろ気を遣うならプロフェッショナルにお金出して頼む方が楽じゃない? 安いし。
ペットシッターを依頼するには?
まずは探し方のコツを。まあふつうにGoogle検索で、お住いの地域の地名プラス「ペットシッター」とか「キャットシッター」とか探せばいいんだけど、もし余裕があったら、「ペットシッター協会」もあわせて検索してみてください。
ちゃんとしたペットシッターさんはそういう協会の講座を受けたりとか、登録されていたりとかするそうなので、確認しておくといろいろ安心につながるはず。
あとは、いつも通っている動物病院で聞いてみるのもひとつの手かも。
私がいつもお願いしてる猫シッターさんには、LINEでメッセージを送って依頼してます。シッターさんは基本他のおうちへ移動して仕事している職業なので、出先で確認できるメールやLINEで受け付けている人は割と多いみたいです。
以上参考になれば幸いです!