猫にシャンプーは必要ないです。短毛種はもちろん、長毛でもブラッシングで十分な猫さんもいます。
とはいえ、シャンプーをせざるを得ない時もある。ということで猫のシャンプーのあれこれを挙げてみます。
猫にシャンプーは必要ない
そもそも猫にシャンプーは必要ない。その理由はこんなことです。
- 猫は待ち伏せ型の狩りをする種族なので、体臭が出づらい。
- 猫は全身を自分で毛づくろいする。それで十分。
ヒトはシャンプーしないと頭がクッサくなって不愉快なので、毎日シャンプーをするのは当然です。でも猫にはシャンプーは必要ないので、ヒト族と同じ感覚で「シャンプーしてキレイにしてあげなきゃ」なんて考えはお門違いも甚だしい。
それどころか、シャンプーが好きな猫はまずいない(いるかもしれないけど見たことない)ので、マメにシャンプーしすぎるのは猫さんに大変なストレスというか迷惑ではと思います。
シャンプーせざるを得ないとき
猫にシャンプーは必要ないのは知っている。とはいえ、実際に生活しておればシャンプーせざるを得ないときもあるのはたしかです。例えばこういうケース。
- べらぼうに汚れた
- ソソウをした
- 皮膚病
その昔、平成初期くらいまで、うちでは猫が外を自由に歩くのはふつうでしたので、たまに信じられないくらい泥だらけになって帰ってくることがありました。そういう時はしかたなくシャンプーをしたもんです。
室内飼いが常識になったいま、そこまで汚れることもそうないでしょうが、食材とか油をひっくり返した……! とかならありそう。
あと、ソソウをして(あるいはちゃんとトイレではしたんだけど)排泄物を踏んでしまったというケース。素早く捕まえて洗わないと家中が大変なことになります!!! (運が良ければ脚だけ洗えば済む)
皮膚病については、Mさんがアトピーぽい症状で病院にかかっていたとき「しばらくマメにシャンプーをしてみてください」という指示を受けたことがあります。ハウスダスト等が原因の場合はそれで良くなる場合があるとか。
高齢猫は毛繕いをしなくなる
Mさんは15歳くらいから、狸さんは17歳くらいから毛づくろいをしなくなりました。
毛づくろいをしないけどあいかわらず臭くないです。なんでだろ。猫すごいな猫。フンスカ
しかしながら、毛並みが一部汚っこい感じになっちゃったり(使い古したフェイクファーみたいな)、フケがついてたりということは多くなりました。
シャンプーで体力を奪う気がするので心配なのだ
じゃあシャンプーしちゃえば……!? というのもどうかと思って避けてます。体力を奪うのがこわいから。
- シャンプー中: シャンプー嫌いなので、叫び倒す、キレる、抵抗する、攻撃する。
- シャンプー後: 濡れたままでは体温を下げるので、即ドライヤー。しかしここでも叫び倒す、キレる。
若い時はなんともなかったことでも、歳をとると余計にしんどく、ダメージがデカく、疲れがいつまでも残る。ヒト族も心当たりあるでしょ…
猫のシャンプーの代わりに、獣毛ブラシとシャンプーシート
というわけで最近よく使っているのが、獣毛ブラシと、猫専用シャンプーシートです。
獣毛ブラシは「短毛種の毛並みを整えるのに最適」って書かれてたのでそれにしました。たぶん豚か猪の毛です。程よく硬く、これで軽くゴシゴシするといい感じにフケが浮いてきます。
そのあとシャンプーシートでキレイキレイします。浮いたフケを拭き取るほか、肉球の間など、最後に*もフキフキします。
ただ、Mさんはブラシは好きなようですが、シャンプーシートは嫌いのようで、やりすぎると威嚇されます。ネココワイ
あんまり怒られない程度に数日おきにやってますが、自分で毛繕いしなくなったお婆婆猫もおかげ様で今日もいいにおいです。フンスカ